2026年7月27日、ブライダルサロン七福人さま主催の「2026年成人式セミナー」に、講師として登壇いたしました。会場は、フォトスタジオプリエ 二階展示室。ヘア・メイク・着付をひと続きの仕事として一日で扱う、実践形式の講習です。岩手県内の美容師約80名にご受講いただきました。

理想と現実のあいだにあるのは、技術というより段取りです。

成人式当日は、限られた時間のなかで何人ものお嬢様を仕上げます。写真に映る美しさを求めれば時間が足りず、時間を優先すれば仕上がりが揃わない。現場で最も多くうかがうのは、この「速さと仕上がりのどちらを取るか」というお悩みでした。

今回のセミナーは、そこを両立させるための組み立てを主題に据えました。令和のお嬢様に対応するための基礎知識と応用を、着付からヘア、メイクまでトータルでお伝えしています。

取り上げた三つのこと

着付け ── 苦しくなく、崩れない「安定感」。一日中着ていただくものですから、締めるべきところと緩めておくところの見極めが要になります。

トレンドと「写真映え」の両立。その場で美しく見えることと、写真に残ったときに美しいことは、必ずしも同じではありません。

パーソナルカラーと「ライト映え」。スタジオの照明下でどう発色するかまで含めて色を選びます。

展示講習と実技

午前はヘア・メイク・着付の展示講習として、実際の手順をお目にかけました。午後は受講される皆さまにウィッグをお使いいただき、ヘアの実技講習を行っています。見て理解したことを、その日のうちに手を動かして確かめていただく構成です。

仕上がった振袖姿を会場で確認する様子
仕上がりは会場全体で見合います。後ろ姿こそ、和装がいちばん人目に触れるところです。

当日の仕上がり

展示講習でお目にかけた仕上がりです。同じ「成人式のヘアと着付け」でも、衣裳の地色と柄の分量、そしてお顔立ちによって、合わせるべき高さと重心は変わります。

白地と茶地の振袖
白地と茶地。並んだときの見え方まで含めて組み立てます
白地の振袖
白地の振袖に、低めにまとめたヘア
茶地の振袖
茶地の振袖に、高さを出したヘア
金地の帯結び
帯結びと衿足の抜き加減
白地の帯結び
白い帯は面の取り方で印象が決まります
髪飾りを添えたヘアスタイル
髪飾りは、挿す位置と角度で顔まわりが変わります

主催者さまより

先生のお仕事を間近で拝見し、一つひとつがとても丁寧で、お客様への想いが伝わってくる姿に感動いたしました。特に「お客様の要望を叶える」というお言葉がとても印象に残っており、改めて私自身の仕事についても考える貴重な機会となりました。

ブライダルサロン七福人 平澤 薫さま

講習を終えた後は懇親会を設けていただき、教科書には載っていない現場の話をゆっくりと交わすことができました。お招きくださったブライダルサロン七福人さま、ご参加いただいた皆さまに、あらためて御礼申し上げます。

企業さま・組合さま向けの講習は、業種やお取り扱いの内容、ご受講人数に合わせて内容を組み立てております。お気軽にご相談ください。